げたくんの幼稚園日記

2/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
幼稚園の中では、みんなで凛ちゃんを囲っていました。 「凛ちゃん、誕生日おめでとう!」 みんながお花や似顔絵を渡す中、げたくんは驚愕。 「しまったーー!俺、凛ちゃんに誕プレ用意してなかったーー!」 「誕プレって何でしか?」 「束ちゃん、決まってるだろう!誕生日プレゼントの略だ!エブリスタじゃ常識だぜ!」 「エブリスタってどこの国でしか?」 「ネットに広がる文字の大海だ!浪漫があるぜ!」 「ふうん。で、凛ちゃんの誕プレどうするでしか?私はちゃんと用意してまし」 「裏切り者ーー!……考えがある」 そう言ってげたくんは凛ちゃんに近付いていく。 「凛ちゃん、俺、ものは用意できなかったんだ。だから変わりに……」 げたくんは突然に幼稚園服を脱ぎ捨てた。 「俺の……!」 と言った瞬間、サラちゃんに蹴られ、うたくんに足を引っ張られ、よっぴぃくんにす巻きにされました。 「このへんたいがぁ!」 「違う……。腹踊りしたかっただけなの……」
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!