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幼稚園の中では、みんなで凛ちゃんを囲っていました。
「凛ちゃん、誕生日おめでとう!」
みんながお花や似顔絵を渡す中、げたくんは驚愕。
「しまったーー!俺、凛ちゃんに誕プレ用意してなかったーー!」
「誕プレって何でしか?」
「束ちゃん、決まってるだろう!誕生日プレゼントの略だ!エブリスタじゃ常識だぜ!」
「エブリスタってどこの国でしか?」
「ネットに広がる文字の大海だ!浪漫があるぜ!」
「ふうん。で、凛ちゃんの誕プレどうするでしか?私はちゃんと用意してまし」
「裏切り者ーー!……考えがある」
そう言ってげたくんは凛ちゃんに近付いていく。
「凛ちゃん、俺、ものは用意できなかったんだ。だから変わりに……」
げたくんは突然に幼稚園服を脱ぎ捨てた。
「俺の……!」
と言った瞬間、サラちゃんに蹴られ、うたくんに足を引っ張られ、よっぴぃくんにす巻きにされました。
「このへんたいがぁ!」
「違う……。腹踊りしたかっただけなの……」
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