すごい美容液

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 一体なんなのかしら。失礼じゃない。女はわけもわからず、部屋に戻った。そして、リビングにある姿見をなんとなく眺めた。するとそこには、女の洋服の首から上にあるはずの、美しい白い顔はなくなっており、ただ目玉と唇だけが生々しい骸骨がこちらを向いて立っていた。  それを見た女は気を失って床へと倒れ込んだ。その傍らには、「絶対に透明感ある肌になれる美容液」と書かれた空の容器が転がっていた…。
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