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お正月明けとなり、道隆は酔っ払いながら家へと帰ってきて玄関に荷物を置いて、敷いたままにしていた布団に倒れ込むと眠りについた。 その日の夢は、樹里が出てきてもう一度やり直したいと言われ、セックスをするといった生々しい夢だった。 「はぁうぅっ…出るっっ!」と言い射精した感覚になり、慌てて起きると夢精をしてしまっていた。 「31にもなって、夢精をするとは…」と思い、ガッカリして冷蔵庫から麦茶を入れていたピッチャーを取り出そうと開けると、奥さんの右目がくり抜かれた生首が入っていて、道隆は思わず大声で叫んで失神をしてしまった。 目を覚まして布団に包まっていると、ドアをノックする音がしビクビクしながら開けると、この間の配達員の男が立っていた。 「どうも。ですので、扱いには気をつけてくださいね?」と言い、伝票を渡すと、道隆の名前と道隆の住所が書かれていた。 道隆は慌てて、その大きい荷物を開けると奥さんの胴体が入っていて、その宅配業者を呼び止めると「テメェ!俺のカミさんに何をしやがった!!」と言い、胸ぐらを掴むと「アンタは、たくさん女を傷つけてきたじゃないか。とくに樹里をたくさん傷つけてきたから、今度はアンタが傷つく番だよ?朝倉さん♡」と言い、配達業者の服装をした司郎はニヤリと笑ってからオデコに拳銃を押し当てると、引き金を引いた。 道隆が「おっ‥お前だったのか…!」と言いかけたと同時に、銃弾が道隆の頭を撃ち抜いた。 パァンと乾いた銃声の音がしたものの、夜だったのとほとんどの住民は帰省をしたりしていていなかった。 司郎は、無表情でその場を去っていった。
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