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明るいリビングにちゅくちゅくと水音が響く。
どちらともなく開いた口唇の隙間から舌が入り、絡めあい追いかける。
身に付けているものすら、2人の間には邪魔だとばかりに、シャツの釦に手を掛けた。
「ナナさん、準備しよ? 」
「ん。大丈夫。出かける前にシャワー浴びた時に、昨夜の後始末したから。その時に… 」
言い終わる前に、また、口唇を塞がれた。
性急にお互いの服を剥ぎ取り、素肌で触れ合う。
張りのある肌に指を滑らせ堪能した。
アキの大きな手が、胸の尖りを摘みあげ、尻たぶを揉みしだく。
その間も、甘いキスが止まらない。
2人の愛の儀式は、陽が落ちるまで続いたのだった。
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