記念日 ⁂

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シャツの釦を外し、剥ぎ取るように脱がす。 スラックスも抜き去った。 いよいよだ。 Tバックに指をかける。 ここはゆっくりと引き下げる。 ナナさんのモノが反応している。 僕に欲情してくれているのが嬉しくて、更にキスを深くする。 服を脱ぐ少しの間も、離れがたくて、口唇の繋がりを解けない。 この肌理の細かい(すべ)らかな肌を堪能できるのは、僕だけだ。 この癖のない艶やかなサラサラの髪も、白桃のような肌に色を刺す、薄桃色の胸の尖りも、そして、華奢な割に男らしく美しい屹立も。 全部、全部、僕だけのモノだ。 僕の全部をあげるから、ナナさんの全部を僕にちょうだい。 想いを込めて、身体中を愛撫する。 優しく、僕の気持ちが伝わるように……
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