始動

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「アキー!史花さんから連絡が来た。3月の最終週から来てくれるって。それに、amenoでの研修の話も了承してくれた。」 「そっか。良かったね。」 「色々世話になった。ありがとうな。」 「なんにも。 当たり前の事しかしてないよ。」 「そっちも、バイトの子、決まったんだろ?」 「うん。尾上 旬(おのえ しゅん)君。大学3年の爽やかイケメンだよ。今年の春から4年だって。バスケやってるらしいよ。」 「へぇ。 … アキ。 浮気は許さないからな。」 「うわっ。もしかして嫉妬? 超嬉しいんですけど。」 「なんだよ。それ。 俺は、若くも無いし、スポーツマンでも無いからな。」 「やっぱ、嫉妬じゃん!かわい。 僕の事、好きなんだね!」 「バカ。 … 当たり前だろ。」 僕は、秒で近付いて、愛しいナナさんにキスを落とした。
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