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それから、どういう風の吹き回しか、樹は自らの事を楽しそうに話し出した。
主に、仕事の事を中心に。
自分に自信が有るんだな、と感じた。
酒も強そうだ。
意思の強そうな太めの眉、整った顔立ち、背も高く、胸板も厚い。
仕立ての良いスーツ。
おそらく、シャツも既製品では無いだろう。
何かスポーツでもやっているのか、スーツの上からでも分かる筋肉質な身体付き。
自分の魅せ方と、似合うものを熟知している。
雄々しいオーラを放っていた。
一言で言うと、魅力的な漢だと思った。
コイツ、多分、僕とナナさんの関係に気づいてる。
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