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迷宮
記憶と記録の間に、ごっそり抜けた何かがある。人間の営みとは何か?
「俺が忘れている何かがあるって話か?それとも、俺に重なる何かか?」
戦場で生まれるものってなんだ?それらを全て擬人可してみるって?どういう事だ?
「しっかりしてよ!何しても、あんたはあんたでしょう?ほれ!鏡見て!」
鏡の中に俺はいる、オレノナマエハ
俺の名前は前!オレノナマエハゼンダ!
「オマエダレ?」
私は菊、嫌ね忘れちゃったの?そう言うとそれは笑っていた。認識は綺麗な女…だが、剃髪と男性の僧の格好?
アンバランス
「何で男性の格好しているんだよ?」
菊はニイーと笑うと
「認識システムが誤作動する?」
そう、聞いて来た。菊とは誰か?頭の中で考えると菊を知っている別の何かが応えを持って来る。イッタイナニモノ?
「私は単体では、記録に残らない代物だから菊で検索してもわからないと思わない?個人情報って積み重ねると記号化しちゃうのよね?闇に葬るの何て簡単よね?」
記号化された?誰かだと言うのか?イヤダ
ソンナノイヤ!アタシオボエテイル
オボエテイルモノ!ワスレナイモノ!
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