異常行動

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異常行動

前の異常行動は、誰かに感化されたモノおかねにもその検討はついた。その異常行動の主が複数重なって居たとしたら?混乱は納得する。 「おそらく、心理的外傷を…そうとしか言いようがありませんが…なんだか沢山なのはどう言った理由なのか?まだわかりません。」 鏡魔法、鏡を使った民間呪術をおかねは体得していた。前を寄り童として使っても何も起こらない事は知っている。前のまわりだけが…変化するのでは?おかねの推測と同じように考えた者が、多数いるのは確実らしい、ただおかねは鬼として前に存在して欲しく無い。 「治療宜しく近づいて、裏切る気はありません!どうかお願いします!左側の欠けを治させてください!何とぞお願い申す!」 何故治療を拒絶しているのか?自分でもわからなかった。ただこの鏡に響く声が… そう 姿が写る筈の鏡に、前の重低音だけが共鳴している。おかねは、この不思議な原因を突き止めなければ、上手く行かないのでは?と悩んで… 菊に調査を頼んだ。 全て、大久保忠長の指示であった。
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