春休み(後)

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「…やっぱり何か変な気分。」 扉を開けて入って来るなり、そんなことを言うレイ。 「ふふ…いらっしゃい♪」 確かに、今までは「家族」って感じだったけど…こうして別の部屋で住むってなると、「お客さん」に変わってしまったような感じはあるかな。 …それと、雅相手に「いらっしゃい」は違和感しか無いね…。 「うふふ…♪この壁風情、吹き飛ばしてしまいとう御座います☆」 「駄目々々…。」 雅なら壁1枚くらい、気にしないのかと思ったけどそうでも無いのかな。 「…しゅん。」 「…っ。」 何時もは口だけだったのが、今のは実際に悲しそうな顔をしていた。 「…うふふ♪」 演技か…。びっくりした…。 「…さて、3人集まったは良いけど…どうしようか?」 ボクはこれから、てぃなちゃん達との身体検査がある。2人の予定は特に無いと言うことだったから、暇になると思うんだけど…。 「…走ったりして来る。」 「おっけー♪雅は?」 「…では、レイ様にご同行しましょうか。」 そこそこ嫌そうに言う雅。まぁレイはあんまり運動とか慣れてないし、サポートをしてくれるってことか。 「うん分かった♪じゃあ後のことはデバイスで…。」 「うん。」 「ではまた後程…。」
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