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「は~遊んだ遊んだっ♪」 「…そうね。♪」 カバンの中を覗き微笑むシャル。中にはスゥスゥと寝息を立てる朱莉が猫フォームで入っている。 「買い物行きましょうか。」 「ん?買い出しは男連中の当番でしょ?」 「そうだけど…終わったらアイスって言った。」 「…あ~…そうだったわね。ほんと細かいわねあんた…。」 「真理もいる?勝者のご褒美。♪」 「むか~っ!何よその余裕!?」 「じゃあ良いわ。私と他の子達で分けるから♪」 「い、いらないなんて言ってないでしょ!?」 黒「へぇ~?じゃあおねだりだね?真理?♪」 「ちょ、店長!?どっから出てんのよっ!?」 真理の足元の植え込みから買い物袋を提げた黒店長が出て来た。 「買い出しの帰りで近道して来たんだけどこれは面白いところに出会ったなぁ~♪ん?ん?☆」 「ぐっ…て言うか、あたしが勝ったのに何でおねだりなんてしなくちゃなんないのよっ!」 黒「ちぇー。」 ざまぁwww …夜。猫カフェは定休日だが、バーとしては営業中の黒理だ。 客「あれ?今日は真理ちゃんいないんだ。」 「木曜日はカフェの方が定休日ですからね。それに、真理には週6で来て貰っているので、今日はこの子だけです。」 「リキでーす♪」 「じゃあえっと…マティーニで。」 「畏まりました♪」 そう答えてシェイカーを振る店長はどこか寂しそうに見える。 「ぉー…可愛い~…リキくん、この子達は?」 店の奥の方で寝ている3匹を見付けたお客さんが起こさないようにリキに尋ねる。 「ぁ~、そっちの黒っぽいのがシャルで、シャルにべったりなのが朱莉。そこのキャットタワーの上で寝てるのが真理です♪」 「は~可愛い~…♪皆ぐっすり寝てるね~♪」 「…ふ♪」 お客様の声に聞き耳を立て、満足そうに微笑む店長。…出来上がったカクテルはきっと、今日1番の出来に違いない。♪
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