【猫カフェ＆バー『黒理』～ドS店長とツンデレ看板猫は人であり猫である～】

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シャル「お待たせしました。こちら“猫シフト表”です。」
「ね、ねこしふと…？」
店長「ウチは猫が多いからね～。例えばだけど、今日は機嫌とか具合が…って子もいるからシフト制で……ぁ、分かるかな？要するに何匹かの猫が交代で店に出てるってこと。」
「ぁ、はい…。」

「ぁ…じゃあこのラテって子いますかっ？」
テーブルは透明で、中には猫達を紹介するプロフィールが収められている。
…ちなみにこれは、現在奥で皿洗いをやらされている真理の力作だ。実に可愛らしく、猫達の特徴が分かりやすくなっている。

「ん♪ラテは向こうで窓の外を眺めている子だね♪行ってらっしゃい☆」
「え…」
黒店長「ん？もしかして店長が手取り足取り、猫との触れ合い方を教えてくれると思ってた？」
「ぇえと…はい…」
「ん～♪猫は生き物だからね。釣りと一緒♪ありのままの猫の可愛さを味わってもらうのがこの店の方針なんだ♪」
…等と言っているがこの男、釣り人を見掛けては釣れない様を眺めてほくそ笑み、時には小石を投げて魚を追い払うなどの妨害までする極悪人(極悪猫)である。

…あまりお金の話はしたくないのでさらっと済ませると、入場料が500円。あとはソフトドリンクやドリンクバー、ランチメニューがあるが、それ以外は基本的に無料だ。
見ての通りあんまりサービス無いからね、この店。
まぁ、遊びに来るにはちょうど良い場所かもしれないね♪

「～～…♪」
少女の膝の上で、喉を撫でられているラテ。反応は薄めだが、耳がぴこぴこ動いて喜んでいるのが分かる。超可愛い～…。

真「…見てて微笑ましいけど、私達ヒマよね…。」
「良いじゃないか♪いつもこれくらいなら店長は大助かりだけど…まぁ、まりにゃ～は構ってちゃんだからね～♪」
「だ、誰が構ってちゃんよっ！？あとまりにゃー言うなっ！」
「…♪」
シャルはお客さんを気にしつつ子猫を撫でる…うん♪いつも通りだ☆

～猫プロフィール～

☆ラテ☆
魚の鯖のような色合いと縞模様が特徴のサバトラ猫。オスの2歳。
比較的大人しく誰にでも懐きやすい性格。
あまり活発には動かないが、従順で撫でたりすれば甘えて来る。動物に触れ馴れていない人にも人気の猫。

※名付け親は店長。恐らく毛並みをカフェラテに見立てているのだろうが、色合い的にキジトラの方が合っているのでは？と皆思っている。本人(猫)を含め全員が気に入ってるので特に話題にはならない。