詩
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『雨のピクニック』 雨も悪くないと思える 同じ歩調で歩くからそう思うのか 濡れた靴の中は不愉快だけれど 骨伝導で砂利道を感じる 雨に濡れた信号機は健気で不細工だ 傘の影から見える人工物は 雨に濡れると本質を暴かれてしまう 輪郭の美しさに勝る価値がない ふいに言葉以上を欲したとき 君の雨にうたれる姿が 美しかった 過去も未来もいらなかったから 雨にうたれる姿が 美しかったのだ
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