52人が本棚に入れています
本棚に追加
沖田さんに続いて屯所内に入ると直ぐに局長室に案内された。
沖田「近藤さん、沖田です。橋の所に居た者達を連れて参りました」
すると、中から声が聞こえた。
??「総司か。入りなさい」
沖田「はい。失礼します」
そう言うと静かに戸を開けて中に入っていった。
??「君達も中に入りなさい」
近藤さんは優しく私達に中に入るように促した。
四人「「「「あっ、はい。失礼します」」」」
私達は慌てて中に入って正座をして座った。其処には優しそうな表情をした近藤さんって人とその隣には少し恐い表情をした男の人が座っていた。
近藤「そんなに慌てなくても良いんだよ?俺は新撰組局長・近藤勇と申す。俺の隣に居るのが副長の土方歳三だ」
土方「──して、何故橋の所に居たんだ?」
副長・土方さんは私達が何故橋の所に居たのかを尋ねてきた。
花梨「……わかりません」
朔夜「僕達は図書館で調べ物をしていて、本を開いた時に脳裏に誰かの声を聞いて、その後に僕達、全員意識を失い…。気が付いたら橋の所で倒れていました」
沖田「と…しょかん?聞いた事のない場所ですね…」
土方「──成る程。そんな事情があったとはな」
近藤さんと沖田さんが首を傾げていると、土方さんは腕を組んでそう言った。
近藤「歳。明日、幹部の皆に彼らを紹介しようと思うのだが……。どうだろう?」
近藤さんは少し考えてから隣に居る土方さんに尋ねた。
土方「俺は近藤さんが決めたんだったらそれで構わねぇよ」
沖田「僕も近藤さんが決めたんでしたらそれで構いませんよ」
沖田さんも近藤さんの提案に賛成した。
.
最初のコメントを投稿しよう!