第1章 『時』

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  私達は、幹部の人達と共に広間に残された。 そして、近藤さんが私達…四人の紹介を始めた。   近藤「皆に紹介する。今日からこの屯所に入った櫻花梨さんと憐唖君と朔夜君、それから珠樹沙耶さんだ」 私達は紹介され、幹部の人達にお辞儀をした。 藤&原「「同じ顔…三つ子(か)?」」 この中で一番若い幹部の藤堂さん、その隣に座っている原田さんが言った。 憐唖「そうだよ。俺達は三つ子の姉弟だよ」 それを聞いた憐唖が二人を軽く睨み速答した。 原田「い、いや、三つ子の姉弟とかって言われたら少し驚いてしまってよ…」 憐唖の剣幕に流石の原田さんも苦笑いしながらそう言うと、隣に座っている藤堂さんもコクコクと頷いた。 土方「こほんっ。……話を戻してもいいか?」 土方さん咳払いをしてからそう言うと斎藤さんが「どうぞ…」と言った。 .
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