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「ありがとの、お嬢ちゃん」
ご老人は丁寧にお礼を言って今、教えた通りに歩いて目的地に向かって行った。
斎藤「…よく道なりも丁寧に言えるな」
斎藤さんはあまり表情を変えてはいないけど感心しているようだった。
花梨「えへへ。簡単に頭にたたき込んできただけですよ」
斎藤「…無駄話はこの辺にしておいた方がよいだろう…」
そう言うと斎藤さんは刀に手を置き、辺りを警戒している。花梨も刀に手をやり、辺りを警戒していると不逞浪士が民家の脇から刀を構えて出てきた。
浪士『──新撰組だな?仲間の仇だ!!覚悟しやがれ!』
そう言うと、不逞浪士は花梨達に斬り掛かってきた。
花梨達は刀を鞘から抜き出し、不逞浪士の攻撃をなんとか防いで、斎藤さんが間合いに入り居合いを不逞浪士数名に食らわしていく。
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