第2章 『京』

8/20
前へ
/264ページ
次へ
  花梨「斎藤さん、さぁすが~♪」 花梨はその光景を見て感動しながらも、不逞浪士に拳や蹴りをぶつけてから刀で斬り付けていく。   斎藤「…花梨、お前もな…」 斎藤さんは相手に峰打ちを加えながら表情を変えずに花梨にそう述べ、不逞浪士達が倒れているのを確認して刀を鞘にしまった。 花梨「不逞な輩って最近増えているんですか?」 花梨は隣を歩いている斎藤さんに尋ねた。 斎藤「…多少な…」 花梨「そうなんですか」 花梨は少し考えてから斎藤さん達と共に巡察を続けた。 ──一方、その頃 憐唖と朔夜は沖田さんと共に屯所近くの寺で子供達と遊んでいた。 憐唖「俺は部屋で静かに本を読んでいたかったのだがな…」 朔夜「仕方ないよ、憐兄。沖田さんに逆らわない方が良いじゃないか」 朔夜がそう言うと憐唖はブツブツと独り言を呟いていた。 沖田さんの方に視線をやると、沖田さんは子供達と一緒にかくれんぼをして遊んでいました。 .
/264ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加