第1章 『時』

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  ───私達が次に目を覚ました場所は見知らぬ場所でした。 花梨「──……此処は…?」 朔夜「…何処かの川だね」 憐唖「…それもかなり年代物の橋が架かってる」 私達、三人は辺りを興味深く見渡した。 沙耶「……三人共、かなり怪しいから」 沙耶ちゃんだけは冷静に今の状況を飲み込んでる様子で私達三人にツッコミを入れた。 三人「「「は~い」」」 沙耶「『はい』は伸ばさない!」     そういうやり取りを続けてると、遠くで灯りが見え、どんどんこちらに近付いて来ていた。 花梨「……人かな?」 朔夜「人だね」 私と朔夜はその灯りを見て、人が近付いているのに気付いた。 憐&沙「「何呑気な事を言ってるの(んだ)!早く隠れなきゃ」」   朔夜「何処に?」 憐唖「いいから!早く!」   私達は慌てて橋の下に隠れた。   .
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