52人が本棚に入れています
本棚に追加
──スタスタ…、ジャッ
その人達は、私達が隠れている橋の所まで歩いて来て其処で足を止めた。
??「さっきまで誰か居たような気がするんですけど──」
「そうですか?沖田隊長の気のせいじゃないですか?」
??「──いえ。微かですが、この橋の下から気配を感じますね」
四人(ギクッ!バレた!?)
私達は息を殺して橋の上に居る人が居なくなるまで待つ事にした。
ザッザッ…
足音が私達の近くにどんどんと近付いて来ていた。
??「君達、其処でなにしてるんですか?」
私達は驚き声がした方を見ると、さっき、橋の上で話していた人が橋の下にいた私達の所に来て覗き込んで私達に声を掛けてきたのだ。
花&沙「「Σきゃっ!?」」
憐&朔「「──…驚き過ぎじゃない?」」
私と沙耶ちゃんは思いっきり驚いてしまい、憐唖達から軽くツッコミを受けてしまった。
沖田「驚かせてしまいすみません。僕は新撰組一番隊組長・沖田総司と言います。君達は此処で何をしていたのですか?」
花梨「私は櫻花梨です。こっちに居るのが私の弟の憐唖と朔夜と友達の珠樹沙耶ちゃんです。……どうしてこの場所に来たのか、私達も判らないんです…」
私達は暗い表情をして下を向いた。
.
最初のコメントを投稿しよう!