第1章 『少年、旅に出る』

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  ダリオ「よいか?カイ。お前の両親は生きておる…」 カイ「じいちゃん………」 カイは祖父を見て、泣きそうなのを堪えながら話を聞いていた。 エルザ「………」 エルザは無言でカイの肩に優しく手を置いた。 ダリオ「…その…少女…は…竜族の…。そうか…。では…これは…あの組織…の仕業…か…」 そう言うと祖父はソッと息を引き取ったのだった。 カイ「じいちゃん?──じいちゃーーーん!!!」 カイは祖父の死に心を痛めたのでした。 エルザ「───…ごめんなさい、カイ…。私が巻き込んでしまったばかりに」 エルザは申し訳なさそうな表情をしてカイにそう言った。 カイは軽く首を振り、エルザの方を見た。 カイ「ううん…。エルのせいじゃないよ。悪いのはそのエルを付け狙ってきた組織さ!!」 .
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