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ダリオ「よいか?カイ。お前の両親は生きておる…」
カイ「じいちゃん………」
カイは祖父を見て、泣きそうなのを堪えながら話を聞いていた。
エルザ「………」
エルザは無言でカイの肩に優しく手を置いた。
ダリオ「…その…少女…は…竜族の…。そうか…。では…これは…あの組織…の仕業…か…」
そう言うと祖父はソッと息を引き取ったのだった。
カイ「じいちゃん?──じいちゃーーーん!!!」
カイは祖父の死に心を痛めたのでした。
エルザ「───…ごめんなさい、カイ…。私が巻き込んでしまったばかりに」
エルザは申し訳なさそうな表情をしてカイにそう言った。
カイは軽く首を振り、エルザの方を見た。
カイ「ううん…。エルのせいじゃないよ。悪いのはそのエルを付け狙ってきた組織さ!!」
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