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エルザはハッとしたのか涙を袖で拭ってからカイの方を見て
エルザ「な、何でもない」
カイ「そう?なら、良いけど…。あっ、簡単に出来る物を作ってきたけど…美味しくなかったら残していいから」
そう言うと、カイはお粥が乗ったお盆をエルザの膝の上に置いた。
エルザ「──いただきます」
エルザは行儀よくお粥を食べたのだった。
カイ「……」
カイはその様子をドキドキしながら見ていた。
エルザ「おいしい…です」
カイ「本当?良かった~」
カイはホッと一安心し、エルザにお茶を渡した。
エルザ「あ、ありがとう」
エルザはぎこちなくカイからお茶を受け取ったのだった。
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