第1章 『少年、旅に出る』

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  カイ「どうして道の真ん中で倒れていたの?」 エルザ「えと…悪い組織に追われてて…その組織に追い付かれないように無我夢中で走って来たら山道で迷ってしまい、そして、やっとの思いでこの村に入り、長い間空腹だった為、其処で倒れてしまったんです…。そして、貴方に見付けて貰わなければ…奴等に捕まっていたかもしれない…」 カイ「──…そんな事情があったなんて…。安心して僕が守ってあげる」 カイはエルザから事情を聞いて可哀想に思い、エルザの護衛役を買って出た。 エルザ「えっ、貴方が?」 カイ「うん」 エルザが驚いたように言うと、カイはコクリと頷いた。 ─────と、その時!! 外から悲鳴等が聞こえてきたのでカイ達は慌てて外に出た。 .
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