第1章 『少年、旅に出る』

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  カイ「な、何だ!?」           エルザ「───……多分、奴等よ」 カイ「えっ、本気(マジ)!?」 エルザの一言に驚き、彼女の方を見た。 エルザ「奴等は人を死ぬまで道具のように扱う…そういう組織なのよ、奴等は!!」 話しているエルザの声が震えていた。 カイ「………ハッ!!じいちゃん」 カイは祖父が心配になり走り出しました。エルザはカイの後を急いでついていったのだった。 ──二人が小川に着くと、血塗れた祖父の姿だった。 カイ「じいちゃん!!」 ダリオ「…か…い…か?わしはもう駄目…だ…」 カイ「そんな事を言うなよ!?待ってて今、回復魔法使うから」 カイは回復魔法を唱えようとすると、祖父にそれを阻止された。 カイ「じいちゃん!!何故!?」 カイがそう言うと祖父は首を横に振った。 .
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