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フィ「ルカ、外に散歩に行きません?」
瑠花「外に?うーん…、行こうかな」
食後の運動にもってこいだな。
俺はそう心の中で思い、フィオナとティトスと共に外に散歩に出掛けた。
フィオナの家を出ると、行く人行く人が昨日と同じく俺達の方をチラチラと振り向いてくる。
慣れないな…。
ティ「ルカ様、どうかされましたか?」
瑠花「いや…人の視線が気になってしまって…」
俺はハァ…ッと溜め息を吐いてそう言った。
ティ「そうですか?私には、ちょっと分かり兼ねますが…」
お前は鈍感か?
ティトス、自分が美形なのに気付いてないのか?俺でもティトスはイケメンだと思うからな…。
瑠花「そう…。気付いてないんだったらいいよ」
ティ「?」
ティトスが少しだけ首を傾げていた。
やっぱり鈍感だと思う…。
フィオナが俺の横で歩いているだけでも道行く男共が俺とフィオナを見ようと振り向いてくる。
俺はティトスの後ろに隠れて歩いた。
俺達は街にある公園に入って、花壇に近い辺りを歩いた。
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