第1章 『神様の悪戯』

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  ********* ??「ん…。此処は何処だ?」 俺は櫻井(さくらい)瑠花(るか)。俺はとある森で目を覚ますと辺りをキョロキョロと見渡すが、俺んちの近くの森なのかと思い、その場で立ち上がるといつもと違う違和感を感じた。 瑠花「あれ?俺、こんなに背が小さかったか?」 俺は疑問に思い、近くにあった池で自分の姿を確認した。俺は驚いた。そこには赤毛で黄色と緑のオッドアイの美少女が映っていたのだった。 瑠花「ま、まさか。これが俺なのか?」 俺は自分の手を眺めた。確かに女の子になってしまったんだなと納得するしかないじゃないか。 俺は此処に居てもしょうがないと思いその場から動いて何処か人のいる場所を目指して歩き出した。 町に着くといく人、いく人が何度も俺の方を振り向いてくるのを気にしないようにして町にあるブティックに入った。 あっ。そういや俺、この世界の金持ってたっけ? 店員「いらっしゃいませ。何かお探しですか」 瑠花「えと…、お勧めの物ってありますか?」 店員「ありますよ。今のお勧めはこの桜の花が描かれたワンピースです。サイズはS~Lまで用意してございますが、後試着されますか?」 瑠花「え、あっ、はい。そうします。では、試着室をお借りしますね」 俺は試着室に入り、店員さんに勧められたワンピースを試着して、恥ずかしそうに店員さんに尋ねたのだった。 瑠花「あ、あの、どうでしょう?」 店員「まぁ、お客様よくお似合いです。お客様はスタイルが良いので色んな服も上手く着こなせると思いますわ」 瑠花「ど…ども。あのお金をお支払いしたいのですが…」 俺はさっき着ていた服に着替えて服のポケットに手を突っ込めば財布が入っており、その中を見るとちゃんとこの世界の通貨が入っていた。 .
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