第3章 『使い魔?なにそれ美味しいの?』

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  スパ「───…涙が止まるまでルカを抱き締めてますから、気が済むまで泣いてくれて構いませんよ」 スパーダの優しさに甘えて気が済むまで俺は泣いてしまった。あまり泣いた事がない俺がここまで泣いてしまったのは初めてだった。 ────そして、30分後にようやく涙が止まり、スパーダに抱き締められている事の恥ずかしさで顔が赤くなってしまっていた。 薫「お姉ちゃん、また真っ赤になってる」 これには反論出来ない、俺も動揺してるからな。 スパ「涙止まったみたいですので大丈夫そうですね」 そう言うとスパーダは俺を解放した。ちょっと名残惜しいけどな… 瑠花「あ、ありがとう。スパーダの優しさは頼りになるな」 俺はスパーダにお礼を言った。 スパ「どういたしまして」 スパーダは優しく微笑みながら俺の頭を撫でた。   ティ「そろそろ水族館に向かいませんか?ルカ様の気分転換も兼ねまして」 ティトスがそう言えば、俺達は了承した。
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