~聖なる騎士~

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どれくらい走ったのだろうか     そんなことはどうでもいい…     まわりが見えなくなるほどの状況だ     そして     俺は     たどり着いた。     この家だ     しかし俺は、もう……動けそうにない。     あきらめかけたその時     誰かが俺のボロボロの体を抱き抱えた     どうやら、届けられたみたいだ     俺はその瞬間までしか覚えていない     そして手紙を読んだ彼女は     ボロボロになった俺をアルファベット一文字を加えて     埋めてくれた     俺が聖なる騎士になった瞬間だった    
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