F組へようこそ‼

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そこには、腰に届くほどの金髪に緑色の目をした美女が立っていた。目の前に居るはずなのに、もはやその人物の周りだけが別次元にぶっとんでいる。 絵にも描けない美しさとは、この事を言うに違いない。 しかし、何故だか美女は制服ではなく着崩したかんじの着物をはおっている。しかも、金髪にばっちり似合っているのが、尚更不思議だ。 葛城以外の生徒の目が唖然として向けられているのは、言うまでもない。 しかし、衝撃はそこだけではなかった。寧ろ本当の衝撃は波のように時間差を付けてやってきた。
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