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「カリスと言います。魔学部、高等部二年の交換留学生です。……一応間違いの無いよう断っておきますが……僕、男ですよ。」
何かが、何かが明らかに壊れる音がした。それは、全世界の男どもの夢が崩れさる音だったに違いない。
遂に見つけた理想の女性。清廉潔白、眉目秀麗、全ての美点が備わった究極の女性。そんな世界に一人居るか居ないかの女性を目の前にして、我先にと求愛する男達。
しかし、哀れかな。落ちは、「僕って男なんですよね(笑)。」
――――――とことん笑えなーーーーっいっっっ!!!!
寧ろ、求愛した男達に泣きたい気分だ。
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