エスパー学園にようこそ‼

F組へようこそ‼

カリスの次は、桜の隣に腰掛けていた春花だった。
桜は、これから来るであろう疲労をいち早く想定し、こめかみの辺りをもんだ。――――だってねぇ。このままの流れでいけば、まともな人間のはずが無いんだもの………。

「如月春花と言いまぁす。初等部3年です。好きな食べ物は、アップルパイに本格派カレー、ヨウカン、サンマ、あと甘いお菓子に目がありません!!!!!出来れば、これら全てを組み合わせた究極の料理を食べてみたいな。嫌いな物は、………今は秘密です。あっ!趣味は生き物の世話です。最近は、ウサギとクモとカモとそれからゴ………。」
「次の生徒、自己紹介を始めなさい。」
「えっ!先生、春花まだ言いたい事たくさんあるよ～。」
「あぁ、隣の神崎が詳しく聞きたそうな顔をしているから後でじっくり話すと良い。……では次の人。」

桜は目をひんむいた。ちょ、ちょっと待ってよ!!誰が聞きたそうだって!?
「わぁ、桜ちゃん!あたしたち友達になれそうだね!」
「そ……そう、かな。ハハハ。」
トバッチリも良いとこだ。