第零章・始まりの話

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「階段?……つか、なんでこんな所に?」 怪しいとは直感的に感じたのだが、それと同時にこの先に何があるのか?って興味も湧いてしまった。 ……思えば、この時に止めておけば良かったのかも知れない。 てか、絶対にそうだ。 うん、間違いない。 だが、この時の俺の心は後者の方が約九割を占めていた。 例えるなら、よくある天使と悪魔の葛藤だと、悪魔が天使を試合開始三十秒でKOする感じ。 つまり、誰も止められない。 この暇を満たす、興味を引かれるモノを見つけたのだから。 そんな訳で、俺は地下に通じてる階段を降りていった。
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