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放課後
2年生は、宿泊学習で部活にでれなくなるので、よりいっそう厳しい練習になっていた
「神崎!」
「はい!!」
守備練習で俺の番がきた
カキーン
打球は微妙なところだった
ライトかセンターか
俺はライトに任せた
ライトはぎりぎりでキャッチした
「今のはセンターの打球だろ!神崎、一周走ってこい」
「はい!!」
(くそ!)
学校の周りを走った
一人で走るのは緊張感がなくていいと、周りの景色を楽しみながらゆっくり走った
すると、先の道路に不思議な雰囲気の女子を見つけた
寺場矢さんだ
髪は長く風に靡き
肌は白く綺麗だった
だが、昼間とは雰囲気がどこか違った
ともかく不思議な感じがしたのだ
しばらく見とれていると、部活のことを思い出し、全力で走った
案の定、監督には厳しく怒られた
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