2014

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12/21 『ポケモンカードゲーム イラストコレクション』を読んで 株式会社オーバーラップから発行しているイラスト集。税別2000円。 19年間で1万枚を超える『ポケモンカードゲーム』のイラストの中から厳選された280点以上が収録。 イラストと共に絵師のコメントが添えられ、裏話があったり。 『カードイラストができるまで』の項目では、何故『シャイニーコレクション』が出来たのか、『ライジングフィスト』や『ガイヤボルケーノ』ではどのようなテーマでイラストを描いているのか分かり、「これが職人(仕事のプロ)か」と感動しました。 クリエイターのインタビューもあり、ポケモンをつくる時に大切にしている事と言う、開発話があったり。(これはいずれ個人的に機会があったら別所等で触れたりします) 他にも色々。 満足出来る買い物でした。 今日は何点か、個人的に好きなイラストの紹介や、コメントで気になった部分をピックアップします。 ★ポカブ・チャオブー・エンブオー(P084) 『ポケモンとその一家族の家族写真』の設定。 個人的に一番好きなイラストです。 バトルで使う大前提のポケモンカードで、進化すると周りの人間が成長し、家族が増えるストーリー性を付けるとか凄まじい発想です。 相手がこのイラストのポカブ、チャオブーを使い、エンブオーだけ別のイラストのエンブオーに進化したら、多分、少し冷めますわ。 ★カラカラ(P098) コメントの一部を抜粋。 『一輪の花の健気さに、今は亡き母を思い出し…力なく地べたにうつ伏せ涙する。』 『今じゃ涙の表現含めさまざまな設定がキチンと決められているため、二度と描けないかもしれない1枚。』 ここまで。 全てのポケモンに細かい設定が着けられているんでしょうね。 『ポケモンアートアカデミー』でもイラストを描く前に、最初にどう言うポケモンかの説明があったりと、改めてポケモンは公式で大切に管理されているんだなと思いました。 ★やさしいゴーリキー(P100) コメントの一部抜粋。 『初期はわりと自由な設定で描いていたのですが、発注に「やさしい」という指示が出てきました。』 『制約が付き始めるとなぜか逆に、それまで描くのに苦労していたポケモンの動きを想像できるようになってきました。』 ここまで。 これはよくあります。 『自由』とか、『今日の晩ご飯は何でも良いよ』とか困りますね。 総じて実際は何でも良くなかったりしますし。
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