15 悦楽(1週間前)

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15 悦楽(1週間前)

今 肉阜が 神よりの捧げもののような顔をして 明るい強さで こちらへ その贈り物を 一つの悦楽として 受け取る事は 罪なのかどうか だが心は決まった その孤高の明るさに その孤独な力に 内側から 包まれていくよう 一時の 光輝く時間と 夜空 贈り物の充満した想に 応えたい 日々から逃れ 日常の板挟みを 忘れる この空間だけは 宙にあると 祈る
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