第2章ツンデレ女子に好かれました??

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「…ん、分かった。じゃあ、保健室に連れて行くから、しっかり肩につかまってね?」 やんわりと夏奈にそう伝えると、夏奈は黙ったままギュッと細い腕を私の肩に回してきた。 「真琴…アンタって…。本当に女なの…?」 「うん。女だけど?なんで?」 「(見た目イケメンなのに…)本当に『女』なんだ…」 「ハハッ、よく男に間違われて大変だけどね…(笑)」 毎度よくされる質問に苦笑いしていると、夏奈は黙り込んだ。 「さっきは……男と思って…。ひっぱたいて…ゴメンね……」 「え?何?夏菜の声、小さくて聞こえない」 蚊の泣くような小さな声で話し掛ける夏菜に「聞こえなかった」って問いかけたけど。 「……なんでもないから!!///ほら、そこ曲がって!!」 「わ、分かった…(汗)」 う~ん、……なんだろう?? …ツンデレの考えてる事はよく分からん。 あまり深く考えないでおこう。 それから夏奈とは、たわいない話をしながら歩いていると、いつの間にか保健室に到着していた。 私は夏奈を背中に抱え、保健室のドアを開ける。 開けた先には窓際に立つ、長い髪を後ろで一つにくくった、白衣を着たグラマーな女性がこちらを振り返った。
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