第3章 お色気女子に好かれました??

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---とりあえず。 みのり先生が夏奈が怪我をしてないか、調べ始めた。 「…痛ッ… !!」 夏奈が痛そうに声を上げる。 どうやら右足首を軽くひねったようで、ひねった足首が少し腫れ上がっているようだ。 そして擦りむいた傷を先生が消毒している間、階段から足を踏み外した夏奈を受け止めた私は念のために。と先生に言われて2つのベッドの内、空いていたベッドに寝ていた。 もう1つは先客がいるらしく、カーテン閉められていた。 ……ハァ…。 なんだか慣れない環境で疲れた……(泣) これから先。 この慣れない空気に耐えていかなきゃいけないと思うと、ため息しか出てこない…。 朝から緊張感が続いた私は精神的な疲れからか、知らぬ間にスゥ…と眠りに着いてしまった。 その間、先生と夏奈が何か話していたようだけど。 眠りに着いた私の耳には届かなかった。 「美月さん、さっきからベッドばかり見てるけど。…真琴クンが気になるの?(笑)」 「ちがっ///な、何言ってんのよ!!///」 無意識に真琴が寝ているベッドを見ていた私は先生に指摘されて。 プイッと視線を反らした。 「ふふふ、美月さんの今の顔、TVで見た事ないから。いつも作ったような顔ばかりしてるじゃない…?」 本当の事を指摘されて。 一瞬、言葉に詰まった私はまた悪態をついた返事を返した。 「ア、アンタには関係ないでしょ!///」 「またまたぁ~♪ツンツンしていたら真琴クンに嫌われるわよ?(笑)」 制服を脱いで背中に傷がないか、丹念に調べてもらう。 …どうせ。 近寄ってくる同性は私の悪口ばっかだから。 普通に話したの、久しぶりだったから気になっただけよ。 黙っていると、つい唇を噛んでしまっている。 「まぁ…美月さんだけじゃないんだけどね、素直じゃない子は…」 フゥ…とため息をついた先生はカーテンが閉まっている方へと視線を移す。 そして真琴が寝ているベッドへと視線を移すと、いつの間にかカーテンが閉まっていた。 すると先生が何か思い出したようで、慌てて真琴が寝ているベッドに近寄って行く。 そしてカーテンを一気にシャアアッと開けると。 寝ている真琴に馬乗りになっている、私の大っ嫌いな女が。真琴に迫っていた。
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