第3章 お色気女子に好かれました??

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ドキドキが止まらずにいる私はその相手から目が離せない。 ウソ……本当に信じられない。 私…一目惚れしちゃったかも…。 ボーッとその人に見惚れてしまって。 私は肝心な部分の話を聞き逃していた。 それからその人は空いているベッドに眠るよう、養護教諭に言われて。 こちらへ向かって移動してくる。 見ていた事がバレると思い、音を立てないようにゆっくりとカーテンを閉めて私は身を隠した。 その間にも夏奈と養護教諭がまだ何か話していたようだけど、よく聞き取れないし。 それよりも何よりも。 隣のベッドで寝ている人が気になって仕方ない。 しばらくすると隣のベッドからスースーと寝息が聞こえてきて、またドキドキしてきた。 ちょっとくらい…覗いてもいいかな/// 好奇心に負けた私はそっとカーテンを開けて様子を伺う。 カーテンを開けると、スースーと寝息を立てて気持ち良さそうに寝ている。 ジッと見ていると。 急にその人に触れたくなって。 自分がいたベッドからそっと離れて、隣のベッドに移動して。 カーテンを静かに閉めていく。 話に夢中な夏奈と養護教諭は異変に気付かず、私は寝ているその人に近付いた。
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