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「……真琴クン…。
今、話したばかりでしょ?
ほら『襲われないように気をつけてね』って。」
そう言うと、みのり先生が妖艶に微笑んだ。
その大人の女性の色香に同性になのに、なぜかドキドキしてしまう…。
オイオイ…(汗)
男の子じゃないのに、なんでこんなにドキドキするんだろう…。
だいぶ疲れているよな、私…(泣)
心の中でハハハ…と苦笑していると、みのり先生の視線と、また目が合った。
みのり先生はベッドに倒れこんだ私を見下ろしてクスッと笑うと、ベッドに左手をついて右手で私の頬を撫でた。
そして頬から唇に近付くと、人差し指で唇をスッとなぞった。
「!!……ッ…///」
みのり先生の人差し指の滑(なめ)らかな感触に思わず、声が漏れてしまった。
うわあぁぁ(汗)
な、なんか恥ずかしい~~!!//////
恥ずかしい私は、みのり先生を直視出来ず、意識しないように顔を背けると、今度はみのり先生の指が私の首を伝って、白シャツの開いた第一ボタンの所まで降りてきた。
心臓の鼓動が速くなって、身体がビクッと動く。
そんな時だった。
ガタンと保健室のドアを開ける音がして、私とみのり先生はドアの方へと視線が移る。
そこには顔を真っ赤にした、クラス委員の七瀬さんが立っていた。
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