第4章 優等生女子に好かれました??

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ど、どうしたんだろ…(焦) ま、まさか私が上原さんと佐々木先生でこんな事やあんな事を妄想していたの、バレたんじゃ……(汗) だって、あのチャラ男先生が珍しくウィンクしたり、やたら気にかけていたりするのを見ていたら…………。 頭の中は先生が上原さんを辱(はずか)しめてる妄想しか浮かんでこないんだもの~ッッ!!www 暴走しそうな煩悩をムリヤリ抑え込んだ私は委員長として上原さんに接しなきゃ、と考え直す。 ……いけない。 ここは学校……ハァハァと乱れた妄想をしちゃいけないんだった……。 思わずギュッと教科書を握り締めていると、上原さんが私に話し掛けてきた。 「…教科書がまだなくて…七瀬さんと一緒に教科書、見てもいい…?」 上原さんが私をキラキラした瞳で見つめながらお願いしてきた。 はうッ!! 私の煩悩がまとわりついた、こんな教科書でよけばッッ!!////// 緊張からか、声が出なくて。 私はコクンと首を縦に振った。 そしてなぜかこの時。 私の教科書をそのまま上原さんに渡すという、大失態を犯してしまったのだった…(泣)
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