第4章 優等生女子に好かれました??

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動揺して言葉が出て来ない私に。 上原さんは更に行動をエスカレートしていく。 「教科書の左、持つから。七瀬さんは右、よろしくね?」 そう言って小さな教科書を見るために近付いてきた上原さんの肩が。 私の肩に触れた。 はわわわっ…////// これ、かなり密着してる気が…////// BLなら…こんな時。 イケメン転校生と平凡男子のドッキドキなシチュエーションなんだけど!!////// 妄想中の私は鼻息荒く、ハァハァしているw …だけど、ここは現実(リアル)。 誰にも気付かれては…いけない…(汗) でも。 せ、せっかくだし…。 もう少しだけ……。 ハァハァさせて下さいっ、上原さん!!//// 邪(よこしま)な考えに気付かれないようにチラッと横目で上原さんを見ると…。 「………ッッ!?/////」 ものすごく近い距離に、お、お顔が…/// ドキがムネムネし過ぎて(笑) 口から何か飛び出そう…だわ、私…ww 長い睫毛に切れ長の大きな瞳、血色の艶やかな肌に……薄いピンク色の…く、唇が半開きで…エロいッッ。 う、上原さん…女なのに。 イケメソすぎて万歳…(泣) そんで、カッコ良すぎッス!!(泣) 自我がほぼ崩壊しつつある私に。 上原さんは更に驚くべき行動をし始めた。 授業中なのに…。 上原さんが私をガン見しているんですけど…!! どどど、どうしよっ…!?(汗) 授業に集中しなきゃいけないのは分かっているのに…。 上原さんの視線を感じて、ドキドキして手が次第に震えてくる。 …冷静に、冷静に…対応しなきゃ。 今、上原さんと目が合ったら…。 私…。 キュン死が確定しちゃう。 だから…見ちゃダメだ…(泣) 慌てて上原さんの視線から意識を遠ざけようと、私は必死に教科書を見つめ、にらめっこする。 そんな私の必死な行動も…。 上原さんにはもちろん、伝わるワケもなく。 スッと伸びた上原さんの手が。 私の手に触れてきた。 (Σ!?////////)
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