第4章 優等生女子に好かれました??

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◆柚希視点◆ わ、私っ…… なんて事を!!(泣) デレ顔の上原さんに興奮してしまった私は野生の血(腐女子)が目覚めてしまい……。 その間の記憶は一切なくて…気付いたら目の前には上原さんの顔。 しかも目の前には上原さんの艶っぽい唇が…目と鼻の先にあって。 その艶っぽい唇から漏れる吐息や、上原さんの透き通ったキレイな瞳にボーッと見惚れてしまっていた私は。 私の名を呼ぶ上原さんの焦った声にハッと気付くと…。 目の前に広がる光景に思わず、絶句して固まってしまった…。 わ、わわわ、私っ、上原さんに壁ドンしてる……!?///// ギャアアアッ!! なんて事をしてしまったんだ……私…(泣) ムンクの叫びのように声にならない叫びが頭の中を駆け巡った。 ど、どうしよ……!?(泣) 動揺してパニッてしまった私は上原さんから慌てて離れると、背後を確認しなかったせいもあり、思いっきり背後の壁に激突してしまった……(泣) ……ううっ、痛ッッたぁいっ~~(泣) 声にならない激痛に悶えながら。 体中の力が一気に抜けてズルズルと床にへたり込んだ。 ……もう、おしまいだわ。 上原さん、きっとドン引きしたに違いない…。 喘ぎ声でも恥ずかしかったのに。 上原さんのウブな反応にその恥ずかしさを上回って興奮が収まらなくて…私…。 上原さんを壁ドンしちゃった…。 目の前に、私の発情姿にドン引きした上原さんが固まったまま、私を見つめていて……。 イヤァアァ~~!!(泣) この状況。 ど、どうしたらいいのぉ~(泣)
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