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「……プッ…アハハハッwww」
堪え切れず、大きな声で笑ってしまった。
笑ってはいけないのに。
七瀬さんの腹の虫のおかげで、張りつめていた空気が一瞬で柔らかい空気に変わっていった。
当の七瀬さんは口をパクパクさせながら、顔が一気に真っ赤に染まって固まっている。
わ、笑っちゃいけないけど。
けど……こんな時にグウウゥって。
「ご、ゴメ、だ……けど…///……っ~七瀬さん、面白すぎる…www」
堪え切れずに腹を抱えながら笑っていると、笑い過ぎてしまったせいか、真っ赤になった七瀬さんが怒ったのか、急に駆け出した。
のだが………器用に自分の足に右足を引っ掻けて、勢いよく廊下に前のめりにベシャッと勢い良く倒れ込んだ。
「だ、大丈夫!?七瀬さんっ!!」
焦って転んでいる七瀬さんへと慌てて近寄ると、前のめりに倒れた七瀬さんのスカートの裾が……。
スカートに引っ掛かるように重なって。
可愛い黄色のヒヨコ柄のパンツが……。
見えてしまった。
「~~ッッwww」
また笑いが込み上げてきて吹き出しそうになる。
……七瀬さん、かなりのドジっ子っぽい。
ダメだ、面白い。
この子…っ…面白過ぎる……www
急に不気味に笑い始めたと思ったら、壁ドンしてくるわ、その後に壁に激突するわ、急にお腹も鳴り出して……しまいには恥ずかしくなってこの場を離れようと思ったのか、転けてパンツが丸見えって……www
ダメだ。
笑っちゃいけないんだろうけど、、本当に思い出しただけで、わ、笑いが…www
笑わないように、必死に心配するように、七瀬さんに声をかける。
が、当の本人は恥ずかしさの余り、震えながら俯いていた。
ダメだ、これ以上、笑いすぎちゃいけない…(汗)
起き上がろうとしてプルプルと小刻みに振るわせている姿を見て。
七瀬さんの前にしゃがみ込んで、そっと頭を撫でた。
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