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「上原さん~どこの高校に通っていたの?」
から始まり……(泣)
「上原さんの好きな食べ物は?///」
「好きなタイプの女の子は…?///」
……など。
謎の質問(?)も飛び交う中。
私は女の子の集団に取り囲まれて怯えながらも、どうにか一つ一つに答えていった。
だけど……。
延々(えんえん)に終わらない質問に。
ぐったりし始めた私は、女の子に囲まれている状況にだんだん耐えきれず……。
トイレに行くと言い、その場をやり過ごすことにした。
……ダメだ。
作り笑いにも、そろそろ限界が…(泣)
ハァ…と心の中でため息をつきながら、絡み付く視線を無視して慌てて教室から出ていった。
~~ッッ。
女の子の集団、怖すぎる…!!(泣)
共学校ではなかった周囲の対応に。
驚きと恐怖を感じて登校初日からすでに頭が痛くなってしまった…(泣)
でも、それはきっと…。
一学期後半の時期遅れに現れた【転校生】が珍しかっただけで。
しばらくすれば、落ち着くだろう……。
だから今は我慢だ…私…(泣)
心の中で自分にエールを送りながら…。
休み時間を少しでも時間を潰(つぶ)すために、なんとなくフラフラと廊下を歩いてみる。
廊下を歩いている、ただ、それだけなのに……。
歩いているだけで、すれ違う生徒の視線を何故か浴びてしまい……。
まるで自分が悪いことをしたような気がして。
気持ちが滅入ってくる…(泣)
それに朝から女の子とずっと一緒いたせいか…女の子酔いしたかも知れない…(泣)
そう考えて、ぼーっ歩いていた時だった。
「きゃああああぁッッ!!」
叫び声がした方向に目をやると。
いつの間にかトイレを通り過ぎていて。
トイレ横にある、階段までたどり着いていたらしく……。
周囲を認識する暇もなく。
階段から足を踏み外した女の子が私の方へと降ってくる。
えっ……降ってくる!?
その瞬間。
周囲にいた生徒の悲鳴が耳に響き渡り、目の前に覆い被さる人影と。
反転しながら歪む景色とともに。
ドサッと音をたてて。
私の体は背中から廊へと倒れこんだ。
――――――――――――――
―――――――――……
――――………
……っ。
イタタタッ…。
せ…背中が痛い…(泣)
ズキズキする背中の痛みを感じながら。
ゆっくり起き上がろうと身体を動かそうとするが、目の前が何かで覆われて前が見えない。
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