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打ちつけた身体を擦ろうとして、目の前に覆い被されたモノをグッと掴むと。
手のひらにムニュとした、柔らかい何かが触れた。
ヒィエエッッ!!
な、何!?(怖)
状況が理解できず。頭が混乱していた私は手のひらの柔らかい感触に驚いて体が動かない。
そのまま硬直していると突然、身体を覆っていたものが視界から消えると。
サラサラした金色の長い髪が私の頬をかすめた。
その髪からフワッと花の香りが漂ってくる。
「……いったぁ~い…(泣)あれれ??わたし、確か階段から落ちたのに…ケガしてないの??……って…………Σ!!きゃあああッッ!!//////」
寝転ぶ私と。
その私に覆い被さっていた張本人の、目の前の女の子と目が会うと。
寝ている私にいきなり、ビンタをしてきた。
「い、いやぁー!!//////スケベ!!変態ッッ!!//////」
「は………はあ゛あぁ!?」
私の顔を見たとたん、いきなり大声で叫び出した。
………(怒)
いきなり階段から落ちてきて。
私の身体に乗っかって…ビンタした挙げ句……。
へ、【変態】って………。
ハァ……朝からツイてない…(泣)
私は廊下に寝転んだまま。
軽く溜め息を尽きながら、自分の置かれている状況に嘆いたのだった……。
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