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互いの大好きなところ、愛してやまないところを恥ずかしくなるくらい語り合う。
あなたの言葉は優しくて柔らかくて、語彙力も頭も悪い私とは違って、引き込まれてしまうほどに幸せな言葉たちが優しく抱きしめてくれる。
それは頭上に咲き誇る桜の香りが消えてしまいそうになるほど、甘く嬉しい言葉。
あなたに比べれば全く足りないのに、それでも満足したように私を抱きしめ『大好きすぎる』と笑ってくれた。
2つ目が叶った。
次の約束は花吹雪舞う中で周りが羨むくらいに抱きしめ合うこと。
いつか座った並木道の真ん中にあるベンチは先約がいた、なのにあなたは全然気にした様子もなく、一番大きな桜の木の下で力強く抱きしめてくれた。
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