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源三郎江戸日記(弟四部)12
35人が勢ぞろいしています、ばかめ、まだ懲りないのかと言うと、命は貰ったと言うので、山形と言うと5人が鉄砲をかまえて放てと言うと、ずど~んと連続に音がして、バタ、バタと、
倒れたのです、次に七衛門が構え放てと言うと炸裂弾10発が飛んで行き、どか~んと10発音がして吹き飛んだのです、のこりが逃げようとしたので、かかれと言うと、源三郎、小次郎達、
がうお~と言つて切り込み、
残りが転がると、白石がくそ~と刀を抜くと、小次郎がごめんと言って踏み込み上段から切り下げると、ぐわ~と言って肩から袈裟きりに切り裂かれて前に倒れたのです勘定奉行と町奉行、
は源三郎が踏み込み切り下げると、これも左袈裟切りとなり2人はぐわ~と言って前に倒れたのです、首筋に手を当てると三人は絶命しています、目付けの時田が配下とかけつけたので、
殿の命により上意打ちにした、遺骸はそれぞけの屋敷に運び弔うのだ、生きているものは医師に手当をさせろ、謹慎を申しつけるので、門を閉ざして誰とも会ってはならぬ、明日裁きを言、
い渡すというと、時田が承知しましたと言うので、それでは料理屋に行き返り血を洗うぞと言うと、みんなで料理屋に戻り、井戸水で血を洗い流して、着替えたのです、座敷に座りみんな、
怪我はないかと言うと、
だれも怪我はしていません、まずはと言うと、祝杯を上げてこれで根は断ち切った、高鍋藩はこれで平穏になるであろうと言うと、両家老がありがとう御座りますと言うので、後の仕置き、
は政種様にやってもらえば良い、小次郎殿見事で御座ったと言うと、殿のお役に立てて嬉しゆう御座りますと言って、しかし、戦で御座ったなと小次郎が言うので、いつも戦支度をして、
いるのですよと笑ったのです、
女将がなにやら大きな音がしましたがと言うので、花火じあよと言うと、そうですか、花火ですかと笑ったのです、それでは、料理が用意してありますと言うので、みなは、ゆつくりして、
くれ、わしはお婆様が夕餉の支度をしているので帰らねばならぬと言うと立ち上がり、女将、この着流しはかりておくぞと言うと、血のついたものは洗っておきますというので、頼んで、
屋敷に戻り、
おそうなりましたと言うと、いいのですよ、では夕餉にしましょうとお婆様が言うので、部屋に入り、総て終わりました、白石、勘定奉行、町奉行は死にましたと言うと、ご苦労じゃった、
これで悪の根は絶てたというので、小次郎が白石の息の根を止めましたというと、そうか、これで近習頭だな戸田先生も喜ばれるじあろうと言うので、杯を重ねたのです、そなたも手を汚、
したのは始めてじあろう、
権力者の定めじあ、気をしつかり持て、殿の事じあ、お家取り潰しはなされぬじあろうと言ったのです、奥方、子供には罪はありませぬので、そこは寛容にして下されば良いですねと言っ、
たのです、膳が運ばれたので見ると、トビウオ、マグロや貝の刺し身に、雉汁、鯛の塩焼き、など沢山乗っています、これはご馳走だと箸をつけて美味い、美味いと食べると、お婆様が、
喜んでいたのです、
明日は行くのかと祖母が聞くので、これから、薩摩、琉球に巡察に行きます、帰りにもう一度寄りますよと言うと、そうですか、気をつけていきなされ、私たちの事は心配せずとも良い、
まだ物産会所で頑張っておるぞと笑ったのです、翌日は城に行き藩士を全員集めて、今日は老中として物申す、藩の騒動は硬く禁止されておるが今回は老中の村上源三郎がネズミを退治、
したのであり、
藩の内部抗争ではないので、高鍋藩には何の咎めもしない、この中には白石に加担した者もいるかも知れぬが、証拠がないので不問に伏す、後の仕置きは政種様がやられるであろう、おと、
なしく沙汰を待つが良い、藩財政が立ち直り、微禄の藩士も生活が出来るようになったのじあ、藩がなくなればそれもつゆと消える、決して藩内で騒ぎを起こしてはならぬと言うと、ハハ、
ッとみんなが平伏したのです、
後の事を両家老と小次郎に頼み、戸田先生、祖父、祖母に挨拶して船に乗り込むと、岸壁には見送りに来ていたので、手を振って一路薩摩に向かったのです、途中佐土原、飫肥を巡察して、
薩摩半島を回り、まずは串木野金山に向かい程なく着いたので、沖にイカリを降ろしたのです、大砲を積んだ幕府の軍船に串木野は大騒ぎです、上陸すると、代官の肝付吉兼に御座る、
巡察ご苦労様ですと言うので、
早速じあが金山に案内してくれと言うと、承知しましたと馬を用意したので、馬に乗り金山に向かつたのです、ここからは一里の場所にあります、掘り始めたばかりですので、まだ少しし、
か金は産出されていませんと言うので、まずは人足小屋へと言うと、小屋はここから半里の場所にあります、金山までと町までは歩いて半時ですと言って案内したのです、着いたので中に、
入り、
あまり良いとはいえぬな、これでは病気になる物が出てくるじあろう、人足は何人いるので御座るかと聞くと、寄場送りの罪人が30人、雇い人足が70人に御座ると言うので、小屋ではなく、
長屋を作りなされと言うと、藩に許しをもらわなければと言うので、この金山に幕府は5万両下げ渡しているのですぞ、まずは働く者の環境を整えなければならぬ、諸国巡察視の命令である、
逆らう事は出来ぬと言うと、
ハハハッと言うので、それでは金山へ行こうといって金山に行くと、人足頭の穴山小助に御座いますと言うので、穴山と言えば武田の金山衆であった者達かと聞くと、ハイこの度は薩摩様、
に雇われていますと言うので、そうか、まずは人足共の小屋じあが、あれはひどい、早急に近くに長屋を作り風通しをよくして病気にならぬようにするのじあと言うと、それはありがたい、
事です早速大工に段取りさせますと言うので、
直ぐに棟梁を呼べと言うと、ハイと言うと町に呼びに行かせたのです、ところで、ここの金鉱脈はいか程の物じあと聞くと、佐渡の金山に匹敵しますと言うので、それでは後100年は産出、
出来るなと言うと、おそらく200年は持つでしょうと言うので、それは凄い、幕府は金銀改鋳に金が必要なのじあ、それは毎年の事じあが、そんなに量は入らぬので、後は金細工に回せる、
じあろう、
採掘方法は鉱脈の岩盤に火薬を仕掛けて爆破して、それを運び出し精錬するが、爆破は一日2回にする、さすれば長く金が産出できるじあろう、一気に掘り出してはいかんと言うと、火薬、
を使っても良いのでと聞くので、治水、鉱山に関しては幕府は許可する事になつたと言うと、それなら効率良く産出できますというので、薩摩藩に言うておくぞ、調合は出来るかときくと、
ハイ大丈夫ですと言ったのです、
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