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「わたしも、隼人の事を愛してる。こんなわたしだけど、隼人のお嫁さんにしてください」
隼人は、シートベルトを外し、わたしに抱きつき、そして、キスをした。
1年以上、重ねる事がなかった、隼人の唇。
「…これ以上キスしていたら仕事に戻れなくなる。日曜日の10時に麻衣の家に迎えに行く。
今日は、お互い、仕事に戻ろう」
そういうと、隼人はシートベルトをし、車を走らせ、わたしを勤め先の前で降ろした。
そして、また、今度は、軽く当たるだけのキスをした。
わたしが車から降りたら、手を振り、そして車を走らせて行ってしまった。
隼人と、また、恋人に戻れた。
そして、恋人以上の夫婦になる事を、わたしは心底、幸せだと思った。
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