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「わたしは、もう隼人と付き合ってるつもりはない。
1年前ぐらいから、コンパで清純系の子をお持ち帰りして、一夜限りの関係を持ってるという噂を聞いた。
実際にその現場を見届けてから、別れを切り出そうかと思ったけど、そんな事をしなくても、ここにいる人達は知ってるはず。
言い逃れはできないよ。言い訳も聞かない。
さよなら、隼人」
足元に置いていた鞄を持ち、周りに集ってる人が道を開けた所を通って、会場を出る。
「麻衣ーー」と、凛子ちゃんも立ち上がり、わたしを追いかけてきて一緒に居酒屋を後にした。
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