モテ男とは付き合う気にはなりません side 麻衣

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モテ男とは付き合う気にはなりません side 麻衣

「麻衣、ごめんね。でも、ワンナイトLOVE男と別れて正解だよ。 話は変わって、麻衣って、相葉さんと仲が良いの?」 合コン会場の居酒屋から出て、タクシーを捕まえるために繁華街の人波をなるく中で、わたしに着いてきた凛子が聞いてきた。 「1年半ぐらい仕事で何度か絡みがあるだけ。仲が良いとか、そんな関係じゃ無いよ」 気が立ってるわたしに、凛子はあれこれ話しかけてくる。 「相葉さんもモテるからね。仕事が忙しいからコンパに誘っても、仕事を優先して滅多に来ないらしいよ」 仕事は忙しいと思う。 相葉さんの設計した建築に対して、全ての内装をわたしが手がけてるわけじゃないからなんとも言えないけど、競合コンペティションにも社内で選ばれて出たりするって言ってたから、隼人よりは忙しいと思う。 「相葉さん、麻衣に気があるみたいだから、付き合ってみたらどう?」
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