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「相葉さん、仕事で麻衣と仕事をしてるようですが、麻衣は俺の彼女なんですよ。口説かないで貰えますか」
相葉さんが麻衣を口説くのを辞めさせ、女性達に、麻衣がライバルではないとわからすために、俺は言った。
麻衣と付き合っている事を隠すように言われてた。
でも、麻衣を守るために、俺は言った。
だけど、俺が麻衣の肩に手を置いたのを、麻衣は、跳ね除けた。
そして、
「わたしは、もう隼人と付き合ってるつもりはない。1年前ぐらいから、コンパで清純系の子をお持ち帰りして、一夜限りの関係を持ってるという噂を聞いた。実際にその現場を見届けてから、別れを切り出そうかと思ったけど、そんな事をしなくても、ここにいる人達は知ってるはず。言い逃れはできないよ。言い訳も聞かない。さよなら、隼人」
麻衣は、嘘の噂を信じ込み、俺に罵声を浴びさせ、颯爽と会場を出て行った。
一夜限りの関係を持って女遊びをしてるのは俺ではなく、相葉さんなのに、麻衣は嘘の情報に惑わされていた。
麻衣の後ろを中澤凛子が追いかけて行った。
恋人の河口雅樹に、麻衣と相葉さんの間を持つように言われたのだろう…。
陰謀、策略…。
俺が今、麻衣を追いかけても怒り狂っている今の麻衣に何を言っても無駄だ。
俺は、最愛の人を、失った。
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